人の悩みの9割は人間関係によるものだとアドラーは説いています。
おそらく誰もが人間関係について悩んだことがあるのではないでしょうか。
本記事では、人間関係に悩んでいる方。また、人間関係の断捨離をしたい方におすすめの内容となっております。ポイントだけ抑えておいても損はありません。どうぞご覧ください。
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実は、自分の考え方次第で
人間関係の悩みを楽にできる
コツがあるのです♪
組織で仕事をしていると、先輩や後輩、同期の仲間。または取引先、お客様などと、多方面で必ず人と関わり合っています。言いかえると、人と関わることで仕事が成り立っているのです。
苦手な人がいたり、周りの目ばかり気にして仕事がやりにくいと感じていませんか?良好な人間関係をもって仕事も円滑に進めたいものですね。
結論、人間関係の悩みを今すぐ楽にする3つのコツはこちらです。
- 2:7:1の法則
- いい人をやめる
- 変えられないものは仕方ない
この3つのコツを意識するだけで人間関係の悩みは今すぐ楽になります。
小さな悩みも塵も積もれば山となります。今はまだ大丈夫と思っていても知らず知らずのうちに癖がつき、仕事的にも身体的にも悪影響をもたらすでしょう。
人間関係の悩みをゼロにするのは難しいことですが、考え方次第で気持ちは随分と楽になるものですよ。
①2:7:1の法則
「2:7:1の法則」
これを念頭に入れておくだけでも、心はすっきりします。
この法則はアメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズが提唱したものです。
そもそも大前提として、人は関わる全ての人と理解しあうことは極めて難しいと説いています。この法則はいったいどのようなものかというと、10人いれば、2人は気の合う人、7人はどちらでもない人、1人は気が合わない人という考え方です。
- 2人は無条件であなたの考えや行動を、肯定してくれます。
- 7人はどちらでもなく、あなた次第で敵にも味方にもなりえます。
- 1人は無条件であなたを嫌います。
10いれば1人は何をしてもあなたの敵だよって人が存在してしまうのです。
これはあなた以外の人についてもみんな同じです。
世の中こんなものだと思えば少し楽観的に過ごすことができますよね。
2人について
基本的にどんな局面においてもあなたの味方でいてくれるとても大事な人です。
普段通りに過ごしていればこの関係に問題が起こることはありません。とは言えこの2人がいつも近くいるということはあたり前ではありません。他の部署へ異動したり、辞職したりすることもあるでしょう。
プライベートで言えば親友と呼べる存在です。人生とはいつ何があるかわかりません。このような存在の人たちは決して手放してはいけません。反対に、決して手放されるようなことのないように気を付けてください。
今の関係性をありがたく思い、感謝の気持ちをもって接していきましょう。
7人について
あなたの存在は認知しているが、あなたに無関心な人です。
ギヤでいうとニュートラルみたいなものなので、特に何もなければ常に中立の立場であるというのがこの人たちです。そのゆえ、あなたの振る舞いやその人を取り巻く環境によってはどちらかに傾くことになります。
また、この人にとってもあなたは「7人のうちの1人」の可能性が高いので、立ち回り次第で味方になってくれる人がほとんどです。今後、手助けとなる有益な関係を築いていける存在に出会えるチャンスでもあります。
仕事や、普段の生活のサイクルの中を思い返してみてください。
毎日関わりのある人の中でも、あなたが全く関心を持っていない人っていませんか?いい方は少し悪いですが、あなたがなんとも思っていない人です。その人たちが、10人中の7人となります。
このような人たちを味方にしていくと、今後あなたに人生は良い方向に傾いていくことでしょう。
1人について
この記事のキーマンです。あなたが何をしても否定します。
あなたがAと言えばBと言い、Bと言えばCと言う。この人は物事を自分本位に捉えてしまいます。いざとなれば平気であなたを踏み台にするでしょう。自分が優位に立ちたいがゆえ、そのときの状況によって言動が変わるので振り回されることも多いです。
あなたがこの人を「1人」(この法則の1の人)と思っていても、この人があなたのことを「1人」と思っているかは別の話です。なんだかややこしいですが、必ずしもお互いが苦手意識を持った「1人」と「1人」ではないということです。
ここで気を付けておきたいのは、この人にとってあなたが「2人」のうちの1人の存在になるということです。
こうなるとこの人はあなたと接することで自我の欲求を満たそうとします。そして、あなたはこの人に対して精神や時間を費やすことになり、心が疲弊していくとこになります。俗に言ういい人がこの状況に陥りやすいです。
仕事やプライベートで、あなたの周りにこのような人はいませんか?
- なんだか上手く行かない
- 一緒にいて違和感がある
- ハッキリとした理由はないがなんか嫌
実は、このような抽象的なイメージも、第六感として上手く働いていることがほとんどです。
あなたにとって10人中の「1人」である可能性が極めて高いです。
②いい人をやめる
この「1人」によってあなたの貴重な時間や、メンタルを持っていかれるのは決して許されることではありません。「いい人」というと聞こえはいいですが、実は仕事において建設的だとは言えないのです。今すぐ「いい人」をやめるべきです。
いい人とは、「相手にとって都合のいい人」
- 責任感が強い
- 自己アピールが苦手
- 頼まれた仕事を断れない
「いい人」である特徴の一部ではありますが、筆者が見てきた限りこの3点は必ず共通しています。意外と当てはまる人は多いのではないでしょうか。
何かのついでに頼みごとを引き受けて、自分の業務に支障が出ていては本末転倒です。にも関わらず頼みごとをしてきた本人は先に帰社してる、なんてつまらないことにも繋がり兼ねません。
嫌われたくない。空気を悪くしたくない。気持ちはよくわかりますが、これが慢性的になり、相手にとって都合のいい人となってしまっては自分が潰れていくのも時間の問題となります。
また、後述しますが「いい人」でいることで周り全体にも悪い影響も及ぼしてしまいます。
建設的な人を目指す
まずは勇気をもって断りましょう。意外とすんなりいきますよ。
いい人も建設的だと思われがちですが、実はそうではありません。
例えば頼まれごとにしても、業務上、やらなければいけないタスクをこなすという点では同じベクトルを向いてはいます。しかし、「この人に頼めばやってくれる」これが周りに根付くと、自分の業務ですら手を抜く人が現れます。このように全体としても意識の低下を引き起こす要因にもなりえるのです。
本来の目的意識を持って、自分がどうしたいかを明確にし、行動に移していくことが大事です。前向きな姿勢は、周囲にもポジティブな影響を与えてくれるとても魅力的なものです。
③変えられないものは仕方ない
カナダの精神科医エリック・バーンの言葉に「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」とあります。この言葉に出会えた時は深く頷きました。この言葉の本質を理解しアウトプットすることで、日々に深みが出てより良い人間関係を築くことに繋がるでしょう。
他人と過去は変えられない
変えられないことについて頭を悩ます必要はありません。割り切ることが大事です。
人を誰かの指示でコントロールすることはできません。感情がそのまま出てしまう癖や、時間にルーズなことも、直すか直さないかは本人次第です。あなたも誰かに「変わりなさい」と言われて素直に変えることは難しいでしょう。他人を変えることはできないのです。
過去も変えることができません。上司に酷く叱られたことも、あなたが「あの時こうしていれば」と悔むことがあっても、過去を変えることは不可能です。引きずってくよくよしていては、周りにもネガティブな印象を植え付けてしまい、悪影響をもたらしてしまいます。しかし、今後の課題として目を向け、真摯に受け止めることで過去の捉え方は今すぐ変えることができます。
自分と未来は変えられる
言葉の通りですね。可能性だって無限大です。
そう思うとわくわくしてきませんか?あなたが営業マンなら来月の成績でトップを取ることだってできるでしょう。来年には昇進するかもしれません。その為に新しいことを1つ取り入れるだけでも、それは変化です。前向きな変化を求めて努力している姿は必ず誰かの目に留まります。今も未来も全て自分次第で変えられるのです。
上手くいかなければ、違う方法を試してみるだけです。誰もがトライ&エラーを繰り返し、上手くいく方法を模索しているのです。前に進みたい、変わりたいと動き出してみてください。不思議なもので、付き合う人間や、環境も勝手に変化していきます。
苦手な人のことで悩んでいた自分がとてもちっぽけに感じるはずです。
アメリカの起業家ジム・ローンの名言、『自分の周りの5人を平均すると自分になる』という言葉もあるように、付き合う人はおのずと自分に似ている人になるのです。
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まとめ
誰もが同じ条件です。これを落とし込むだけで随分気が楽になります。1人の人間の存在によって、あなたが生きにくくされているのならそれは決して許されることではありません。
また、そのような人の存在そのもの、かけられた言葉など気にする必要はありません。残りの9人で共存していくという意識でOKです。味方を増やして共に支えあい生きていく。この法則を前向きに捉えて、モノにしていきましょう。
目的意識を持って前向きな姿勢でいれば必ず人間関係はポジティブに傾きます。建設的な人でいることは、1人の存在が気にならなくなります。前述の法則の1人のに対して上手く付き合えるようになるということです。私は、自分を守る上では、これが一番直結することではないかと思います。
1か月後、1年後、5年後、10年後。大きな変化も小さな一歩からです。どんな小さなことでもいいのです。まずは1つ新しいことをできる範囲から取り入れてみてください。きっとより良い未来に繋がります。
ではまた!
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