本記事は、お子さんと一緒にクワガタ採集をしたいという、パパさんママさんへ向けた内容になっております。クワガタ採集の手段はたくさんありますが、モラルやマナーを守り、節度のある行動で達成していただきたいという思から執筆させていただいております。
小さいお子様から大人まで、幅広い層に人気のあるクワガタ。
むしろ大人の方が熱量が強いなんてこともあると思います。
そこで、このような疑問が出てきますよね。
- クワガタ採集は何月からできるの?
気になりますよね。
6歳と5歳の男の子のパパ。
毎週必ず家族と一緒に車でお出かけします。
お昼に子供たちとクワガタ採集の実績が何度もあります。
夏はクワガタ採集、セミ取りばかりをしています(笑)
はい、ちゃちゃっといきましょう。
結論はこうです!
- クワガタ採集は5月~9月がベスト!
クワガタのシーズンは梅雨のあたりからとよく耳にしますが、下見(あわよくば発見)を兼ねて5月から始めておくことをおすすめします。6月~7月中旬はまだカブトムシが少ないので、この時期にしっかり見つけられるように5月からクワガタ採集の準備をしておく必要があります。8月に入るとカブトムシの個体数が増えてきます。
クワガタ採集に慣れていない人が1回や2回でクワガタを見つけることはほぼ不可能です。
シーズンを迎えた時、チャンスを掴み取る為にしっかりと準備をしておくことが重要です。
詳しくは後述いたします。
- なぜ、クワガタ採集は5月~9月がベストなのか。
- クワガタ採集は山や森に行く必要があるのか。
- 実際どんなところでクワガタ採集ができているのか。
本記事ではこのような疑問も解決していきます♪
最後まで読み終えた時に、クワガタ採集に行ってみようという気持ちになれますよう、少しでもお役に立てれば幸いです。
それではよろしくお願いいたします。
クワガタについて知ろう
何事もそうですね、まずは相手を知ることからです。
闇雲に手あたり次第探していては、クワガタを採集することは困難ですし、諦めてしまうことでしょう。
クワガタについての知識を入れておくことで、無駄な考え事や労力を大いに減らすことができます。
活動時期
クワガタの活動時期は6月~9月がメイン。
見かけることは難しいですが、実は早いものでは4月中旬頃からコクワガタが活動し始めています。
5月中には、下記表の本州で見られる代表的なクワガタ達がみんな活動しています。
ちなみに、全体的にクワガタの個体数がいちばん多く見られる時期は6月中旬から8月にかけてとなります。
コクワガタに続いて、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、オオクワガタ、ノコギリクワガタと、他の種類のクワガタ達の足並みが揃ってくるのが6月あたりからということです。
このことから、一般的にクワガタ採集の時期は6月から7月とよく言われます。
下記に、本州で見つけることができる代表的なクワガタの種類と活動時期の一覧をまとめました。
クワガタの種類 | 活動時期 |
---|---|
コクワガタ | 5月~9月 |
ヒラタクワガタ | 5月~9月 |
ミヤマクワガタ | 6月~9月 |
スジクワガタ | 6月~9月 |
オオクワガタ | 6月~9月 |
アカアシクワガタ | 7月~9月 |
ノコギリクワガタ | 7月~9月 |
昆虫図鑑が家にあるとめちゃくちゃ重宝します!
うちの昆虫図鑑はセミとクワガタのページが読みすぎてぐちゃぐちゃです(笑)
クワガタが好む木
クワガタが好む木は、ドングリの実がなる広葉樹です。
クワガタ採集をする上でここを抑えていないと苦しい展開になることでしょう。
いない木を探し続けても見つかることはありません。
反対に、クワガタが好む木を抑えてさえいればクワガタ採集ができる可能性がぐんと上がります。
クヌギ
クワガタ採集ができる木として代表的な木がクヌギの木です。
クヌギは落葉広葉樹です。冬になると葉はほとんど枯れ落ちます。幹の見た目はデコボコ、ゴツゴツとした灰褐色から黒褐色。クヌギのドングリは、ほぼ球体です。木の下に直径2cmほどでまん丸のドングリがあちこちに落ちていれば、周辺にクヌギの木がある可能性が高いです。
コナラ
コナラの木も、クヌギの木に続いてクワガタ採集ができる木として有名ですね。
コナラも落葉広葉樹です。クヌギより背が高くなります。大きいもので幹径が60cm、高さが20mにもなります。幹の見た目は縦に深く大きく割れていて、デコボコ、ゴツゴツとした灰黒色。コナラのドングリは、よく見られる細長いタイプです。コナラの木が山間部や河川敷にあればクワガタが潜んでいる可能性が大いにあります。
カシの木(アラカシ、シラカシ)
クワガタ採集ができる木としてクヌギやコナラの他に、
何種類かクワガタ採集ができる木を覚えておけば、クワガタを見つけるチャンスが増えることに繋がります。
筆者の印象ではありますが、アラカシやシラカシは神社で見ることが多く、ヤナギは河川敷でよく見ることができます。
メルカリでクワガタの搔き出し棒を販売しております♪
こういう道具、市販されてないんですよね。
HFJQFG
750円(送料込み)で販売しておりますが、
メルカリ未登録の方が
上記の招待コードを利用すると
500円分のポイントが受け取れますので、
実質250円で購入できます♪
クワガタ採集が5月~9月がベストの理由
それでは、なぜクワガタ採集は5月~9月がベストなのかを読み解いていきましょう。
先述しましたように、それぞれクワガタ達の活動時期が揃うタイミングは6月からです。
にもかかわらず、なぜ5月からをおすすめしているのか。
クワガタ採集を5月から始めることをおすすめする理由はこちらです。
つまり情報収集や現地の下見、クワガタ採集がどのようなものかを体で覚えておくことが大切なのです。
一体どういうことなのか。紐解いていきましょう。
前提としてクワガタ採集は難しい
例として、お子さんをお持ちのパパさんママさんで、クワガタ採集にあまり詳しくない人が6月に入ってから週1日の休みでクワガタ採集を始めるとしましょう。
6月中に4~5回チャンスがあります。
雨が降ることも加味するとクワガタ探しには4回行ければ御の字です。
この日にクワガタ採集に行こうと決めて、1日目で採れるなんてことはまずありません。
素人の方がもし、1回目でクワガタが採れたなら、たまたまスポットを引き当てた奇跡のような出来事です。
クワガタの性質や、好む木など、ある程度の知識をつけた状態で探し始めたとしても、おそらく6月中にクワガタを見つけることは少し難しいでしょう。
なんとしても自力で子供と一緒にクワガタ採集をしたい愛知県在住の筆者は、なかなか見つからない苦労を体験してきました。
『〇〇公園でクワガタが採れたよ』と場所を聞いても、実際に見つけることはとても難しいのです。
そして、梅雨に入れば雨が降ることが多くなり、そもそもクワガタ採集に出向くことすら難しくなります。
そうこうしているうちに8月に入ってしまいます。
8月に入ると、家族でクワガタ採集をしようと思うと気温が高すぎてなかなか集中することができません。
お子さんの熱中症に気を配りながら、クワガタを探すのはとても大変です。
山間部となると勾配のキツイ場所もありますし、体力的にも短時間勝負となってしまいます。
さらには、8月に入ると有名なスポットではクワガタ採集をしている人たちが既に立ち入っている可能性が高いです。
なぜなら、クワガタ採集をしている人たちは、6月~7月をメインに活動をしていることが多いからです。
せっかくクワガタ採集ができる良いスポットを見つけれたとしても、8月には他の誰かに採られてしまった後という可能性があるのです。
これらのことから言えることを、下記にまとめました。
結果として
- クワガタ採集に挑める回数は少ない。
- 実績のある場所ですら見つけるのは困難。
- お子さんと一緒だとハードルが高い。
- 慣れてきた頃には個体数が減っている。
このような問題点が挙がってくるのです。
ではどうすればいいのか。対策がこちらです。
- 5月からクワガタ採集を始める!
ここに繋がってくるのです!
5月からクワガタ採集を始めることによって、上記の問題点を解決しつつ、活動のピークとも言える7月にお子さんと一緒にクワガタを見つけることができるでしょう。
クワガタ採集に行くときの服装
夢中になっていると、どんどん草木が生い茂っているところまで進みたくなってしまうのがクワガタ採集の性です。
草木が体に当たる物理的なダメージもありますが、クモの巣や、虫刺され、気温などにも気を付けておきたいところですね。
そんなクワガタ採集に行くときの服装についてお伝えします。
帽子
帽子を被ることで、直射日光から身を守ることができます。
欲を言えば、全周囲につばのあるハットのような形で、首までガードしてくれるものが理想的です。
そして、太陽の熱を吸収しにくい色を選びましょう。
夏の炎天下でポロシャツを5分間並べた実験結果では、熱の反射率が高い白色(30℃)と、熱の吸収率の高い黒色(45℃)で、15℃の差も生じているという実験結果も出ています。
熱中症からお子さんやご自身の身を守るためにも、帽子の形、色の選定から重要だと言うことがわかります。
黒や濃い目の色は避け、白色や黄色の帽子を被りましょう。
タオル
タオルは汗を吸収してくれますし、首に巻いておけば直射日光や虫から身を守ることもできます。
あると無いとでは大違いなので、肌身離さずとも、リュックやカバンに入れておくことをおおすすめします。
長袖・長ズボン
クワガタ採集の基本とも言えるスタイルですね。
薄手でも構わないので、長袖長ズボンでクワガタ採集に挑むことをおすすめします。
木々の周辺を探索していると、膝丈ほどの茂みがありますのでカサカサ当たって痒いです。
場所によってはマダニなども生息しているので、外敵から身を守るためにも長袖長ズボンでいきましょう。
リュックサック
水筒やペットボトルの飲み物を携帯しておくために、両手の自由が利くリュックサックを利用することをおすすめします。
ペットボトルを片手に持ち歩くと、ペットボトル内の飲み物の温度が一瞬にして上がってしまうのでおすすめできません、
水筒も肩からぶら下げると歩きにくく、傷つける恐れもありますので、そのままリュックサックに入れておいた方がいいです。
また、リュックサックには、その他にティッシュや絆創膏、熱中症対策用のアメなど入れておくといいですね。
厚手の靴下
靴下はできるだけ厚手のものにしましょう。
ズボンの裾から虫が入ってくる可能性があります。
万が一、虫が入ってしまったときに、靴下を厚手にしておけば噛まれることを防ぐことに繋がります。
履きなれた靴
クワガタ採集には、履きなれた靴を履いていきましょう。
新品の靴では、歩きにくいこともありますし、なにせすぐに汚れてしまいます。
お子さんはとくに注意が必要です。
お子さん用の新品の靴ですと、少し大きいサイズを購入しているはずです。
クワガタがいる雑木林や木々の近くは、木の根っこでデコボコしていて歩きにくくいことが多いです。
そのため、新品の靴を履いているともっと転びやすくなってしまうのです。
多少汚れても構わないぐらいの履きなれた靴でクワガタ採集に挑みましょう。
クワガタ採集に必要な道具
ここがとても重要になってきます。
せっかくクワガタを見つけても捕まえられなかったらとても残念です。
発見=捕まえる!
これが意外と難しいんです!
見つけるだけでも困難なクワガタです。
たまにしか来ないチャンスを逃してしまわないよう、クワガタ採集に必須とも言える道具を使用しましょう!
そんな、クワガタ採集ができる可能性を格段に上げる道具を紹介させていただきます。
クワガタ掻き出し棒
クワガタは、ウロと言われる木の幹にできた穴の中に身を隠していることがよくあります。
もしこのようなウロの中にクワガタを発見したらどうやって取り出しますか?
…これが素手では99.9%取れません(泣)
そこで、クワガタ掻き出し棒を使用します。
メルカリでクワガタの搔き出し棒を販売しております♪
こういう道具、市販されてないんですよね。
HFJQFG
通常750円(送料込み)にて
販売しておりますが、
メルカリ未登録の方限定で
上記の招待コードを利用すると
500円分のポイントが受け取れますので、
実質250円で購入できます♪
趣味でクワガタ採集をしているほとんどの方が持っているのではないでしょうか。
コクワガタ、ヒラタクワガタ、オオクワガタなどはウロに隠れていることが多いため、クワガタ搔き出し棒がきっと役に立ちます。
長い虫取り網
高さのある位置にクワガタを発見した時、木を蹴ると危険を察知してクワガタ達はぽとぽと落ちてきます。
たしかにクワガタを落とすために木を蹴ることは有効ではあります。
しかし、落下先が草木で生い茂っていたり、水辺に近かったりすると、クワガタが落ちても探すのが難しくなってしまうことがあります。
そこで長い虫取り網があると便利です。
うちの家族はこの商品に何度救われたことでしょうか。
初めてノコギリクワガタを捕まえたときは、このピンポイントハンターのおかげでした。
セミ取りにもかなり重宝しますので、虫取りが好きな方にはぜひ持っておいていただきたい逸品です。
ライト
夜にクワガタ採集に行く方は、ライトが必須です。
道や木を広く照らす拡角タイプのヘッドライトと、ピンポイントでウロの中を照らす小型の懐中電灯と2種類のライトを持っておくことをおすすめします。
まず筆者のおすすめは、工事用のヘッドライトです。
電池式ではなく、繰り返し使えるバッテリータイプがおすすめです。
ホームセンターやワークマンなどの作業用品店でも販売していますので、立ち寄った際に現物を見てみてはいかがでしょうか。
次は、ウロの中をしっかり見たいときの小型の懐中電灯です。
100均の懐中電灯では夜道は歩くには厳しいものがあります。こだわる人やアウトドアやキャンプをする方はこのような商品もいいですね。
虫かご
捕まえたクワガタを入れておく虫かごが必要になります。
肩に掛けることができるタイプがおすすめです。
クワガタ採集をしている方の中には、平べったい透明のパーツケースに入れておくこともあります。
これは、クワガタ達が喧嘩をして個体同士が傷つけ合わないようにするためや、転倒を防ぐためでもあります。
また、順番に入れていけば、どの場所で見つけたクワガタか覚えやすくなるなど、利点は様々です。
実際にクワガタ採集をしよう!
それでは5月から実際にクワガタを樹液採集していくというシミュレーションをしてみましょう。
クヌギやコナラ、ヤナギの木など5月頃から木の幹から樹液が出てきます。
まずは調べてみる
1度、『〇〇県 クワガタ採集』で検索してみてください。
- クワガタが採れる場所〇〇選
- クワガタの採集方法
- YouTubeでの場所非公開動画
このような記事が出てくることがよくあります。
もう、クワガタが採れる場所〇〇選を信じるしかありません。
もちろん、記事にない場所でも全然見つけることはできます。
まずは自宅から行きやすそうなところをいくつか候補としておきましょう。
現地に行ってみる
では、候補に挙げた目的に実際に行ってみましょう!
5月に入ったら、GW中には2か所は回っておきたいところです。
- 森林がある大きな公園
- クヌギやコナラの木がある山間部
- ヤナギの木がある河川敷
- 近くの神社
候補に挙げた目的地はこのような場所になるかと思います。意外と山間部ばかりではありません。
そして、目的地へ行くためには車で行くことがほとんどではないでしょうか。
- 駐車場の有無
- 夜に行くなら駐車場は利用できるか
- お子さんと行くには危険な場所ではないか
- 個人の所有地でないか
上記のように、確認しておくべき項目は多いです。候補に挙げた目的地の情報は事前にしっかり調べておきましょう。
万が一、情報を持たずに現地に行くと車が停めれなかったり、そもそも敷地に入れないといったイレギュラーが発生します。
クワガタ採集の計画が一瞬にして崩れてしまうので、必ず目的地の情報は事前に調べておいてください。
クワガタがいそうな木を探そう
現地に到着しました!
さあ、早速クワガタがいそうな木を探します。しかし片っ端から1本ずつ見ていてはすごい時間がかかりますよね。
ここでクワガタがいそうな場所を簡単にザックリ選別する方法を紹介します。
パッと見の雰囲気
先述しましたように、クヌギやコナラの木は落葉樹です。
冬には葉っぱが大量に枯れ落ちます。なので、
枯葉がたくさん落ちていて腐葉土になっていればクワガタが好む木が近くにある可能性が高いです。
洞(うろの有無)
ザックリと場所の選定ができたら、次は木の選定です。
洞と書いて『うろ』と読みます。虚と書くこともあるようです。
洞とは木にできた洞窟状の空間です。樹皮が剥がれたりキツツキ類が掘った個所から形成されると言われています。
洞があるクヌギやコナラの木があればクワガタが現れるスポットを見つけたも同然です。
このような洞にクワガタが隠れていることがよくあります。
樹液の匂い
実は樹液が出る木は、早いもので5月頃にはもう出始めています。
樹液の匂いがわかるようになれば、クワガタが集まる木を見つけるスピードが格段に上がります。
樹液は、発酵した甘酸っぱい芳醇な匂いです。
6月から7月は樹液の匂いを頼りに探してもとても効果的です。
カナブンやチョウチョ、スズメバチも樹液に集まりますので、目安に覚えておきましょう。
昼に上記のような虫たちが集まっていることを確認できれば、夜にはクワガタが現れる可能性大です!
まとめ
少し長くなってしまいましたが、お子さんと一緒にクワガタ採集をすることの難しさや、対策についても少しはご理解いただけたことと思います。
実際に現地に行ってみると、必要な時間や道具、気をつけなければいけないこと、大変さを直接からだで感じることができます。
お子さんと一緒にクワガタ採集をしたいという、未経験の方は事前にしっかり情報を集めてから5月には行動に移しておきましょう。
そうすることで、慣れてきた頃にクワガタ達の活動ピークを迎え、チャンスを掴み取ることができます。
コメント